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月例MANGAグランプリ発表

第126回MANGAグランプリ発表12月期審査員:岡本倫先生

漫画部門

合計賞金
55万円
準優秀賞35万円
+月間ベスト賞10万円
+審査員特別賞10万円
+記念盾

月間ベスト賞/準優秀賞『黄昏すぴりっと』43P 飛世遼太(21)北海道

岡本倫先生講評
絵はものすごくうまくてプロレベルだと思います。ただ主人公のキャラも目的もパッとしないので感情移入できないのが残念です。
編集部講評
もっと様々な絵柄を試してみるべき。好きなものを、好きなように描く段階から、次に進まないと、才能を無駄にすることになる。特に人物、主人公の顔。読者に好かれる顔を探すこと!(A)
実写的な画力や人情味溢れるキャラクター描写は、プロとしての素質を十分感じる。また作者の妖怪世界への愛情が感じられるのがいいし、実写的な画力で生生しく妖怪を描いているのも面白い。物語の主人公のモチベーションである「人間と妖が共存できるようにしたい」は、作家に強いこだわりがあれば挑戦するのはいいと思う。だが当然、容易には共感が得られない。そのぶん読者にこの世界観と主人公に十分に感情移入してもらう描写をする必要がある。だが本作品ではそこが今一歩な状態。それだけに天狗のお師匠さんと腹を割って話せるようになっているのに、意図しているカタルシスに今ひとつついていけない感がある…。あと主人公の顔をもっとかっこよく描いてほしい。(T)
漫画としての総合力は群をぬいている。主人公の「人間と妖が笑い会える世の中にしたい」という動機に掴みどころが見つからなかった。(Y)
結局何の話かわからなくなりがちですが、勢いだけで読ませられる力のある話だと思います。こののまま載せて反応をみたい。(T)
画力は高い。しかし、決めゴマ以外の表情をもっと好かれる様、意識して欲しい。台詞センスもある。しかし、語りすぎで画面が狭く読みづらくなってしまっているのでメリハリをつけシンプルな画面構成を心掛けて欲しい。(O)
 
合計賞金
23万円
奨励賞20万円
+初投稿賞3万円
+記念盾

奨励賞『同情通信』36P DT(26)北海道

岡本倫先生講評
面白いと思いますが途中でオチが見えてしまうのが惜しいです。どんでん返しは見え見えなので次は全力で隠蔽するといいと思います。
編集部講評
アイディアは良い。しかし、倫理的に掲載は難しい。その辺りに抵触しない話で、こういった嘘喰いやライアーに通じるものを描いてみて欲しい。絵はもっと表情にこだわりを!(A)
面白かった。この企画で続編を読んでみたい。せっかくなら色気を出して、連載を狙える組み立てで作ればいいのにと思う。考えて欲しい部分を挙げると、人物の感情に入っていけるキャラ見せがもっとできていれば、もっと楽しめたと思う。たとえば対戦相手の男が自分の嘘を自らバラしてしまうあたりも、前フリに"実は短気"みたいな行動の片鱗を見せていれば、より人間を描いている感じが出ると思う。また画力不足なりに、愛される絵柄、絵によるキャラクターづけをがんばってほしい。(T)
自分のやりたい方向性と伝えたいテーマがはっきりしていて好印象。画力の未熟さは否めないが、それをしても読み進めさせる力がある。(Y)
キャラの掘り下げが浅いのはそんなコンセプトの話だからでしょうか?「SAW」や「神様の言う通り」路線を選ぶならもっとギミックやどんでん返しが欲しい。「出所後の同情の誘いあいゲーム」にした方が話が膨らむのではないでしょうか?(T)
良い意味で裏切ろうという試みは良い。しかし、それゆえ破綻がないか?先読みされないかをもっと検証考察して欲しい。画柄も向上の努力を物凄くして欲しい。(O)
 
合計賞金
13万円
期待賞10万円
+初投稿賞3万円
+記念盾

期待賞『on your mark』33P 安岡竜都(20)大阪府

岡本倫先生講評
おしゃれ漫画風ですが、おしゃれ漫画の成立には画力と絵のセンスが8割を占めると思うので、この道を進むのならもっと絵を丁寧に描くべきだと思います。
編集部講評
物語はあるのだが、その演出がまずく、同じような画面で、せまい世界で描いている。絵も不安定。ハタチという若さなのでこれからに期待。(A)
作品全編に漂う「昭和な香り」がいいのか悪いのかはわからないが、個人的には毒気のない純粋な世界は好き。ただ人間の心の機微を描くことが生命線となるマンガのはずなのに、人物の顔の描き方が雑。とくに眼にはもっとこだわりをもってほしい。そして、やりたいドラマに対して、前フリとなるキャラクター見せが不十分。この兄弟がどんな人間なのかがわからないまま話が進んでいる。そしてラストで絵で表現しなければならない展開を、モノローグで処理しようとしているため、独り善がり感が強い。物語の基本構成「どんな奴が、何をするのか」の「どんな奴が」が序盤からもっと描けていれば、ラストの感情はより自明になり、読者により伝わるようになるはず。(T)
いい意味で自分の漫画に入り込めている。作品自体は掲載できるレベルではないが、漫画家としての「色」を強く感じさせてくれる。(Y)
弟が急にキレ過ぎ。かといって文学風味もいまひとつ。描きたいシチュエーションに画力がついていっていないのがいたい。もっとテーマを明確にしてから描いて欲しかった。(T)
破綻なくストーリーは描けている。後は、そこからどうすればありきたりを打破できるかを考えて欲しい。ここから漫画を描きまくり、急成長に期待。(O)
 

最終候補作『王と姫』36P 秋桐(21)大阪府

GAG部門

該当作無し!!

プロネーム部門

該当作なし!! 独創的かつイメージを持ったアイディアを求む!!

総評

●審査員総評
『極黒のブリュンヒルデ』岡本倫先生

どれもどこかで見た設定、展開が多くて悪い意味でテンプレ通りな話が多かったです。
主人公がどうして目標をかなえたいのかを読者が自分のことのように思ってもらえるような演出、工夫がもっと必要です。
でも皆若いので、これからどんな風にでも成長出来ると思います。

●編集部総評

描きたい事がある風な作品が多かったです。ただ、そのテーマをテーマのまま描いてしまって解りにくくなってしまっています。もっと読者の目に触れる作品として完成させるためにテーマに対して足したり引いたりすることをオススメします。

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